赤い花を贈ろう!その魅力と注意点(NG場面も解説)【花言葉】

赤い花の魅力と贈る際の注意点
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「花」といわれて多くの人が最初に思い浮かべるのが赤いバラだと思います。赤いバラはまさに、花の代名詞といってもいいくらいポピュラーな花です。

また、赤いバラだけでなく、赤い花全体としてもエネルギッシュで元気な印象があり、アレンジメントの主役になる色であるといえます。
しかし、その強いインパクトゆえに、使い方を間違えると意図せず相手を戸惑わせたり、誤解を招いたりすることも。

この記事では、赤い花とその花言葉、贈る際に注意が必要な点、赤い花の持つイメージについて詳しく解説していきます。

ギフトにオススメの赤い花と花言葉

バラ(赤)

赤いバラ

花言葉「愛」「あなたを愛しています」「熱烈な恋」。愛を伝えるギフトの象徴。本数によっても意味が変わるといわれます。

カーネーション(赤)

赤いカーネーション

花言葉「愛」「感動」。母の日の定番ですが、家族への感謝や深い愛情を伝えるのにも適しています。

チューリップ(赤)

赤いチューリップ

花言葉「愛の告白」「永遠の愛」。春に、情熱的でストレートな想いを伝えるのにぴったり。

ガーベラ(赤)

赤いガーベラ

花言葉「神秘の愛」「限りなき挑戦」。ガーベラ全体の花言葉に「希望」「前向き」というものもあります。ポジティブなエネルギーと情熱を感じさせる花。応援の気持ちにも。

ダリア(赤)

赤いダリア

花言葉「華麗」「気品」「優雅」。大輪で豪華な花の形が、お祝いの場を一層華やかにします。

アマリリス(赤)

赤いアマリリス

花言葉「誇り」「輝くばかりの美しさ」「おしゃべり」。堂々とした存在感のある花で、お祝いに力強さを添えます。

ポインセチア

ポインセチア

花言葉「祝福」「聖夜」「私の心は燃えている」。クリスマスの時期のギフトやお祝いに欠かせません。

アンスリウム(赤)

赤いアンスリウム

花言葉「情熱」「恋にもだえる心」「煩悩」。光沢のあるハート型の仏炎苞がエキゾチックで印象的。

赤い花を避けるべきNGシーン

赤いバラの花束を持った男性

パワフルな赤だからこそ、贈る相手やシーンを間違えると、大きな誤解や失礼につながる可能性があります。以下のシーンでは、赤い花(特に赤一色)を贈るのを避けておきましょう。

お見舞い

赤は「血」「危険」「闘争」といった事柄を連想させます。相手の気持ちを不安定にさせる可能性があるため、病気や怪我からの回復を願うお見舞いの品としては避けておきましょう。

新築・引っ越し・開店祝い

「火」「火事」「赤字」を連想させるため、新しい建物や事業の門出に関するお祝いには縁起が悪いとされています。特にビジネス関係のお祝いでは避けておいたほうが無難です。

職場の異性の上司・同僚・友人(恋愛感情がない場合)

赤いバラ=「愛情・情熱」というイメージが定着しているため、恋愛関係にない相手、特に異性に贈ると、「特別な好意があるのでは?」とあらぬ誤解を招くリスクがあります。感謝や友情、尊敬の気持ちを伝えたい場合は、他の色(ピンク、黄色、オレンジなど)をミックスするのがおすすめです(※還暦祝いの場合は例外)。

お悔やみ・法事

故人を偲ぶ静かな場に、生命力や情熱を表す赤色は不向きです。白や薄紫、グリーンをメインに使いましょう。

赤い花を上手に贈るコツ

赤い花のブーケ

赤い花の持つエネルギーや華やかさを誤解なくスマートに伝えるために、以下の項目を参考にしてください。

贈る相手との関係性を重視する

「この人に、このタイミングで赤一色の花束(特にバラ)を贈ったら、どう受け取られるだろう?」と一歩立ち止まって考えることが大事です。基本的に赤いバラには「恋愛」のイメージがあります。積極的に近づきたい相手なのか、誤解を招きたくない相手なのかを考慮してから贈りましょう。

他の色と組み合わせる

赤一色の花束やアレンジメントは、メッセージ性が強くなります。ピンク、白、黄色、オレンジ、グリーンなど、他の色と組み合わせることで、赤の印象が和らぎ、「愛情」だけでなく「華やかさ」「エネルギー」「お祝い」といった側面が伝わりやすくなります。職場関係など、誤解を避けたいけれど華やかさは欲しい、という場合には、ミックスカラーのアレンジメントにアクセントとして赤を入れるのがおすすめです。

花の種類でニュアンスを変える

赤い花はバラだけではありません。カーネーション、ガーベラ、ダリアなど、花の種類によっても少しずつニュアンスが変わります。贈るシーンや相手に合わせて花の種類を選ぶのも一つの方法です。ただし、どの赤い花も「エネルギー」や「強さ」のイメージは共通して持っています。

還暦祝いは堂々と赤で祝福を

60歳の還暦のお祝いだけは特別です。この場合は、むしろ主役である赤をふんだんに使い、盛大にお祝いの気持ちを表現しましょう。

赤い花のイメージとオススメのギフトシーン

赤い花のアレンジメント
愛情・情熱・ロマンス

やはり多くの人が最初に思い浮かべるのは、赤いバラに象徴される「深い愛情」や「燃えるような情熱」。プロポーズ、結婚記念日、バレンタインデーなど、愛を伝えるロマンチックなシーンには欠かせない、王道の色です。

エネルギー・活力・行動力

赤は生命力を感じさせるアクティブな色。見る人に元気を与え、勇気づけ、目標達成を後押しするパワーを秘めています。スポーツの応援、新たな挑戦へのエール、気分を高めたい時などに力をくれます。

祝福・華やかさ・お祝い

お祝いムードを一気に高め、主役を引き立てる華やかさも赤の得意技。クリスマスやお正月などのイベントを彩り、喜びや祝福の気持ちをストレートに表現します。特に「紅白(赤と白)」の組み合わせは、日本ではおめでたい席の定番カラーです。


日本の伝統として、還暦(60歳)のお祝いには赤い色が用いられます。なかでも定番なのが赤いちゃんちゃんこ。赤が古くから魔除けの色とされてきたことや、「暦が一巡して赤ちゃんに戻る」という意味合いから贈られるそうです。これに合わせて還暦祝いに赤い花を贈ることも、縁起のいい定番になっています。

還暦祝いのお花

まとめ

赤い花というのは感情に訴えかける特別な力を持った存在です。その鮮烈なインパクトゆえに、贈る相手や状況(TPO)、関係性をよく考える必要はありますが、そのルールとマナーさえ理解すれば、これほど心に響き、記憶に残る贈り物はありません。

大切な人の特別な記念日や、還暦のような人生の節目、あるいは心からのエールを送りたい時に、赤い花の持つポジティブなパワーを借りて、最高のメッセージを届けましょう。