黄色い花は、明るく元気なイメージを持っています。特にヒマワリやガーベラは、光り輝く太陽のような形から非常に前向きな印象があり、男性へのフラワーギフトとしても人気があります。
花の種類も非常に多く、自然界において黄色系の花は白についで2番目に多い花の色(約30%)となっています。
見た目の華やかさからポジティブなイメージのある黄色い花ですが、花言葉に関してはあまりいいとはいえません。
中世ヨーロッパでは、黄色は裏切りや不誠実という意味を持っていたとされており、キリスト教の宗教画においても、裏切り者の象徴であるユダは黄色い服をまとっています。
こういったことから、黄色い花の花言葉にもネガティブなものが付けられることが多かったのではないかと推測されます。
黄色いバラの花言葉
黄色いバラには「嫉妬」や「薄れゆく愛」といった、あまりよくない花言葉がついています。そう考えると誰も黄色いバラをほしがらないのではと思うかもしれませんが、実際はちゃんと市場に流通しています。黄色いバラには「友情」や「献身」といったいい意味もあるのです。
花言葉というのは古来からの決まりきったひとつの意味というものが存在するわけではありません。それぞれの国や地域で、人々が花の色や形からイメージしたものをあてはめただけのものなので、幾通りもの意味が含まれているのです。
というわけで、花言葉というのはあくまでも参考程度のものとして考え、あまり気にしすぎないようにしましょう。もっとも恋敵に黄色いバラだけをたくさん使った花束を渡すという意図的なものは除きますが……。