年に1度訪れる、2人の大切な結婚記念日。日ごろの感謝と変わらぬ愛情を伝えるために、特別なプレゼントを用意しましょう。
数あるギフトの中でも、美しい花は、いつの時代も結婚記念日の定番。パートナーへの想いをロマンチックに伝え、記念日という特別な1日を華やかに彩ってくれます。
しかし「どんな花を選べばいいんだろう?」「毎年同じじゃつまらないかな?」と悩む方もいるかもしれません。
この記事では、結婚記念日にぴったりの花の選び方から、年数に合わせたすてきなフラワーギフトのアイディアまで、詳しく紹介します。
愛と感謝を伝える結婚記念日の花の選び方
パートナーに心からの気持ちを伝えるために、まずは花選びのポイントを押さえましょう。
定番の花と花言葉で気持ちを伝える
花言葉を知って選ぶと、より深いメッセージを込めることができます。
- バラ: 結婚記念日の王道。色や本数でさまざまな意味を伝えられます。
- 赤: 「愛」「あなたを愛します」 – 愛をストレートに伝えたい時に。
- ピンク: 「上品」「温かい心」「満足」 – 優しい感謝の気持ちを込めて。
- 白: 「清純」「尊敬」「相思相愛」 – 新婚当初の気持ちを思い出して。
- オレンジ: 「絆」「信頼」 – これからも続く2人の関係へ。
- ※黄: 「献身」「美」の意味もありますが、「嫉妬」の意味も持つため贈る際は注意が必要な場合も。
- ガーベラ: 「希望」「前向き」 – 明るく前向きなメッセージを。
- トルコギキョウ: 「優美」「希望」 – 上品でエレガントな印象。
- カスミソウ(白): 「純潔」「親切」 – 他の花を引き立てる大事な役割を表現。
- ユリ: 「純粋」「威厳」 – 豪華で特別な日の贈り物に。
- カーネーション: 母への愛のイメージが強いですが、「愛」(赤)、「感謝の心」(ピンク)、「情熱」(オレンジ)の意味もあり、色を選べば記念日にも◎。
もちろん、パートナーが一番好きな花を選ぶのが、何より喜ばれるサプライズになるはずです。
バラの本数に想いを込める
バラは、贈る本数によってロマンチックな意味が込められています。その中でも、結婚記念日にパートナーに贈りたい本数をピックアップしてみました。
- 1本: 「一目惚れ」
- 2本: 「この世界に2人だけ」
- 3本: 「告白」「愛しています」
- 4本: 「死ぬまで変わらぬ気持ち」
- 5本: 「あなたに出会えてよかった」
- 6本: 「夢中」
- 8本: 「思いやりに感謝」
- 9本: 「いつまでも一緒に」
- 10本: 「あなたは完璧」
- 11本: 「最愛」
- 12本: ダズンローズ(感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠の12の意味を込めて愛する女性に贈る習慣)
- 24本: 「一日中あなたを想う」
- 99本: 「永遠の愛」
- 108本: 「プロポーズ」(改めて愛を誓う意味で)
ここであげた数以外でも、記念日の年数と同じ本数を贈るのもすてきです。
スタイルで選ぶ
- 花束(ブーケ): 王道のスタイル。豪華で特別感を演出しやすい。上記のように本数に意味を込めることも可能。花をメインにする場合は一番おすすめ。
- アレンジメント: カゴや器に入っており、そのまま飾れる手軽さが魅力。デザイン性が高く、食卓などに飾りやすい。
- プリザーブドフラワー: 特殊加工で美しさが長持ち(1年以上)。水やり不要で、記念として長く形に残したい場合はこれがおすすめ。
- フラワーボックス: 箱に花が敷き詰められたスタイル。開けた時のサプライズ感があり、おしゃれ。持ち運びしやすく、他のプレゼントに添える場合に最適。
色で選ぶ

こういったナチュラルな花束もすてきです
定番の赤やピンク以外にも、色の持つイメージで選ぶのもすてきです。
やはり一番喜ばれるのはパートナーの好きな色。
また、結婚式のブーケで使った色や、2人の思い出の場所で印象的だった色など、ストーリーのある色を選ぶのもロマンチックな演出になります。
さらに、色にメッセージを託すのもいい方法です。
例えば、純粋な気持ちを伝えたいなら「白」、2人の強い絆を表現したいなら「オレンジ」、癒やしや感謝の気持ちなら「グリーン」といったように、伝えたい気持ちに合わせて色の持つイメージから選んでみるのもおすすめです。
予算の相場について
関係性や記念日の節目にもよりますが、一般的には5,000円~20,000円程度が相場です。
銀婚式(25年)や金婚式(50年)など、大きな節目には奮発して、より豪華なものを選ぶ方も多いようです。
結婚記念日の名称とギフトのアイディア
結婚記念日には年数によってそれぞれ名称があります。現代では呼び名が変わっているものもあるのですが、ここでは伝統的なものを取り上げます。
5年目 木婚式、6年目 砂糖婚式、7年目 銅婚式、8年目 青銅婚式
9年目 陶器婚式、10年目 錫婚式、11年目 鋼鉄婚式、12年目 絹婚式
13年目 レース婚式、14年目 象牙婚式、15年目 水晶婚式、20年目 磁器婚式
25年目 銀婚式、30年目 真珠婚式、35年目 珊瑚婚式、40年目 ルビー婚式
45年目 サファイア婚式、50年目 金婚式、55年目 エメラルド婚式、60年目 ダイヤモンド婚式
25年目の銀婚式あたりからは聞いたことがあるものも多くあると思いますが、それ以前となると耳慣れない不思議な名称がたくさんあります。
年数別・おすすめフラワーギフト
ここでは、特に花と関連付けやすい記念日や、大きな節目となる記念日を中心に、フラワーギフトのアイディアを紹介します。
4年目: 花婚式(はなこんしき)
まさに花を贈るのに最適な記念日。花と果実婚式ともいい、「花が咲き、実がなるように」という意味が込められています。ぜひ、パートナーの好きなお花や、季節の花を使った花束・アレンジメントを贈りましょう。
5年目: 木婚式(もっこんしき)
1本の木のように夫婦が一体となる意味。グリーン(葉物)をたっぷり使ったナチュラルなアレンジメントや、木の器を使ったアレンジなどがおすすめです。
10年目: 錫婚式(すずこんしき)/アルミ婚式
錫やアルミのように、美しさと柔らかさを兼ね備えた夫婦関係を祝います。シルバー系の色にちなんで、白い花(バラ、カラー、トルコキキョウなど)や、シルバーリーフ(ユーカリなど)を使ったスタイリッシュなアレンジメントはいかがでしょうか。
25年目: 銀婚式(ぎんこんしき)
結婚生活の1つの大きな節目。いぶし銀のような深みのある夫婦関係を祝います。白やシルバー系の花を中心に、キラキラ光るラメやリボンで装飾したり、銀色のラッピングを選んだりして、特別感を演出しましょう。
30年目: 真珠婚式(しんじゅこんしき)
富と健康を表す真珠に例えられます。白やオフホワイト、淡いピンクなど、真珠を思わせるような上品で丸みのある花(バラ、ラナンキュラスなど)を使ったアレンジメントがおすすめです。
40年目: ルビー婚式(るびーこんしき)
深い愛情と信頼を表すルビー。情熱的な赤い花(バラ、ダリアなど)をメインにした豪華なアレンジメントで、変わらぬ愛を伝えましょう。
50年目: 金婚式(きんこんしき)
半世紀を共に歩んだ輝かしい記念日。金色や黄色、オレンジ色の花(オレンジのバラ、ひまわり、オンシジウムなど)をふんだんに使って、豪華絢爛にお祝いするのがおすすめです。
もっとすてきにするプラスワン
お花だけでも十分すてきですが、さらに気持ちを伝える工夫をしましょう。
メッセージカードは必須
普段は照れくさい感謝の言葉や愛情表現も、この日ばかりはストレートに伝えましょう。「いつもありがとう」「これからもよろしくね」の一言が、最高のプレゼントになります。
他のプレゼントと組み合わせる

レストランでシャンパンと一緒に
レストランでの食事、アクセサリー、旅行、手料理など、お花と他のプレゼントを組み合わせることで、より思い出深い1日になります。
まとめ
結婚記念日に贈る花は、単なるプレゼントではなく、パートナーへの日ごろの感謝と変わらぬ愛情を伝えるコミュニケーションツールです。
どんな花を選んだとしても、一番大切なのは「ありがとう」そして「これからもよろしく」という気持ちを込めること。
この記事を参考に、ぜひ最高のフラワーギフトを選んでみてください。きっと2人の絆をより深める、すてきな結婚記念日になるはずです。
オススメのフラワーショップ
結婚記念日に感謝や愛情を込めた花を贈るなら、日比谷花壇の公式オンラインショップがおすすめです。
専用の「結婚記念日」カテゴリーには、記念日にふさわしい豪華で上品なアレンジメントがそろっています。また、12〜108本の赤いバラの花束など、気持ちをストレートに伝えるギフトもあります。
信頼と実績のある日比谷花壇なら、大切な記念日にふさわしい一品がきっと見つかります。