青い花の魅力とは?|自然界に少ない理由から花言葉までまるっと解説

青い花はなぜ珍しい?
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青い花には、どこか神秘的で特別な存在感があります。自然界では比較的珍しい色だからこそ、見かけると思わず心が惹きつけられるのではないかと思います。

この記事では、青い花が持つイメージや花言葉、なぜ自然界では数が少ないのかという科学的理由、そしてフラワーギフトとして贈る際のメリットや選び方のポイントまで、さまざまな情報をわかりやすく解説していきます。

なぜ青い花は少ないのか その科学的な理由

ブルーのデルフィニウム
デルフィニジン(色素)の由来となった花

赤や黄色の花はよく見かけますが、純粋な青い花は自然界では珍しい存在です。その理由は、植物にとって青色を作ることが、じつはとても難しいからです。

多くの植物は、花の色を作る「アントシアニン」という天然の色素を持っています。アントシアニンは、赤や紫、青系の色を出すことができますが、そのままでは鮮やかな青色にはなりません。

植物が青色の花を咲かせるには、いくつかの特殊な条件が必要です。

・特定の種類のアントシアニン(デルフィニジン系) を合成できること

・花びらの細胞内のpH(酸性度)をアルカリ性に保つこと

・アントシアニンが金属イオン(アルミニウムやマグネシウムなど)やフラボノイドと複雑に結合すること

これらの条件がすべてそろってはじめて植物は「青く見える花」を作ることができます。しかし、この条件を安定して整えるのはとても難しく、ほとんどの植物にはそのための遺伝子や環境が備わっていません。

さらに、バラ・カーネーション・キクなど多くの植物は、青色の元となるデルフィニジンをそもそも合成できないため、自然に青い花を咲かせることができないのです。

その結果、自然界で青い花を咲かせる植物は限られ、デルフィニウム、ツユクサ、ヒマラヤの青いケシ(ブルーポピー)など、ほんの一部にとどまっています。

参照:
・日本植物生理学会「なぜ青い花は少ない?」
・名古屋大学 吉田研究室|花の色はなぜ多彩なのか、花色素は植物にとってどんな役割を持つのか。

ギフトにおすすめ!人気の青い花の種類と花言葉

青い花にはさまざまな種類があり、それぞれにストーリーや花言葉が秘められています。ギフト選びの参考に、人気の品種をいくつか紹介します。

デルフィニウム

青いデルフィニウム

花言葉「清明」。すらりと伸びた花穂が美しく、初夏を彩る代表的な青い花。ボリューム感もあります。

和名 デルフィニウム
学名 Delphinium spp.
別名 オオヒエンソウ(大飛燕草)
英語名 Delphinium
原産地 ヨーロッパ、アジア、北アメリカ
開花時期 5月〜6月
色 青、紫、白、ピンク
香り なし(品種によってわずかに香る場合も)
アジサイ(青)

青いアジサイ

花言葉「辛抱強い愛情」。土壌のpHによって色が変わる神秘性が魅力。※お祝いに贈る際は、「移り気」という花言葉もある点に注意。

和名 アジサイ(紫陽花)
学名 Hydrangea macrophylla
別名 ハイドランジア
英語名 Hydrangea
原産地 日本
開花時期 6月〜7月
色 青、紫、ピンク、白、緑(酸性・アルカリ性の土壌で変化)
香り なし
ワスレナグサ(勿忘草)

ワスレナグサ

花言葉「真実の愛」「私を忘れないで」。小さく可憐な青い花が集まって咲く姿が愛らしいです。
英語名は「Forget-me-not」といい、日本にこの花が入ってきた時に、これを直訳して「ワスレナグサ(勿忘草)」という名前になったといわれています。

和名 ワスレナグサ(勿忘草)
学名 Myosotis spp.
別名 ミオソティス
英語名 Forget-me-not
原産地 ヨーロッパ
開花時期 3月〜5月
色 青、紫、ピンク、白
香り ほぼなし(ごく弱い香りあり)
リンドウ(竜胆)

青いリンドウ

花言葉「誠実」「正義」「勝利」。空に向かって咲く凛とした姿が美しい、秋の代表花。

和名 リンドウ(竜胆)
学名 Gentiana scabra
別名 エヤミグサ(疫病草、瘧草)
英語名 Gentian
原産地 日本、中国、朝鮮半島
開花時期 8月〜11月
色 青紫、紫、白、ピンク
香り なし
ヤグルマギク(矢車菊)

青いヤグルマギク

花言葉「繊細」「優美」「幸福」。軽やかでナチュラルな雰囲気。ドイツの国花としても知られます。

和名 ヤグルマギク(矢車菊)
学名 Centaurea cyanus
別名 コーンフラワー
英語名 Cornflower
原産地 ヨーロッパ
開花時期 4月〜6月
色 青、紫、白、ピンク、赤
香り なし(ほんのり香ることもあるが極めて弱い)
ブルースター

ブルースター(ルリトウワタ)

花言葉「幸福な愛」「信じあう心」。星型のかわいらしい花で、サムシングブルーの言い伝えにぴったり。

和名 ブルースター
学名 Oxypetalum coeruleum
別名 オキシペタルム、ルリトウワタ(瑠璃唐綿)
英語名 Oxypetalum coeruleum、Tweedia
原産地 南アメリカ(ブラジル、ウルグアイなど)
開花時期 5月〜9月
色 青、水色、白(稀にピンク)
香り あり(甘くほのかな香り)
バラ(青)

花言葉「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」。長年の品種改良の末に生まれた、まさに特別な花。プリザーブドフラワーも人気。

和名 バラ(薔薇)
学名 Rosa spp.
別名 ローズ
英語名 Rose
原産地 アジア、ヨーロッパ、北アメリカなど
開花時期 5月〜12月(四季咲き種もあり)
色 赤、白、ピンク、黄、オレンジ、紫、青、複色
香り あり(品種により強さ・香りのタイプが異なる)

サントリーの青いバラ「アプローズ」はネットショップで購入できます。ただ見てわかるように、鮮やかな青というわけではなく、紫っぽい色です。


他にもロベリア、ルリマツリ、ネモフィラ、ムスカリ、キキョウ(桔梗)など、季節ごとにさまざまな美しい青い花が登場します。

青い花が持つイメージ

青空と女性

青色には多くのポジティブな意味があります。ギフトを選ぶ際には、伝えたい気持ちに合ったイメージを意識してみましょう。

安らぎと落ち着き

青色には、海や空を眺めている時のような、気持ちをリラックスさせる効果があるといわれています。ストレスを感じている方への贈り物にも。

誠実さと信頼

深い青は、誠実さ、ゆるぎない信頼感といった、人間関係の基盤となる感情を表します。ビジネスシーンにおいて、ダークネイビーのスーツが好まれるのもそうした理由からです。大切なパートナーや友人に気持ちを伝えるのに青い花は最適です。

神秘性と無限の可能性

青は、海や空の色とのつながりから、自然や神秘性を感じさせます。どこまでも続く空のように、無限の可能性を象徴することもあります。

希望と夢の実現

かつては「不可能」の代名詞だった青いバラが品種改良で生まれたように、「夢がかなう」「奇跡」といった意味合いを持つことも。青い花は、目標に向かって頑張る人への応援にぴったりです。

幸運(サムシングブルー)

結婚式で花嫁が何か青いものを身につけると幸せになれるという「サムシングブルー」。この言い伝えから、青い花は結婚祝いや、花嫁への祝福の気持ちを込めたギフトとして人気があります。

青い花をギフトに選ぶメリット

その希少性や色の持つイメージから、青い花をギフトに選ぶことには、他にはないユニークなメリットがあります。

希少価値が高く印象に残る

他の色に比べて珍しいため、「わざわざ選んでくれた」「特別な感じがする」と、贈られた相手に強い印象を与え、記憶に残りやすいギフトになります。

心を落ち着かせる癒やしの効果

穏やかで落ち着いた印象を与える青色は、リラックス効果も期待できます。忙しい毎日を送る方や、心に安らぎを届けたい方への贈り物に最適です。

洗練されたオシャレな雰囲気

青い花を使ったアレンジメントは、甘くなりすぎず、クールで知性的、そしてスタイリッシュな印象を与えます。男性へのギフトとして根強い人気がありますが、性別を問わず、モダンで洗練された美しさを好む方におすすめです。

縁起がいい「サムシングブルー」

結婚祝いや、結婚を控えた友人へのプレゼントとして、「永遠の幸せを願っています」という祝福のメッセージを込めて贈ることができます。

青いフラワーギフトを贈る際のポイント・マナー

青いデルフィニウムとカンパニュラを使ったブーケ

魅力あふれる青い花ですが、ギフトとして贈る際には、チェックしておきたいポイントがあります。

相性のいい色の組み合わせをチェック

  • +白: 清潔感、上品さ、空と雲のような爽やかさ。
  • +黄色: コントラストが美しく、明るく元気な印象に。
  • +ライトグリーン: ナチュラルでフレッシュな印象。
  • +シルバーリーフ: クールでスタイリッシュ、洗練された雰囲気に。
色の濃淡を意識しよう

淡いブルーは、優しく穏やかな印象や爽やかさ、濃いブルー(ネイビーに近い色)は、誠実で落ち着いた印象や高級感を演出します。

贈る際の注意点

青は時に「悲しみ」「寂しさ」を連想させる場合もあるため、病気のお見舞いや、落ち込んでいる方を元気づけたい時には、他の色との組み合わせを考慮しましょう。黄色やオレンジなど明るい色を加えるのがおすすめです。

入手時期や種類を確認する

自然界の青い花は、種類によっては流通する季節が限られていたり、入荷量が少なかったりすることがあります。
特定の花を贈りたい場合は、事前に花屋さんに相談し、予約することをおすすめします。

鮮やかで安定した青色を求める場合は、次に紹介するプリザーブドフラワーも有効な選択肢です(特に青いバラ)。

プリザーブドフラワーという選択肢

青いバラを使ったプリフラアレンジメント

自然界では希少な青い花。特に、吸い込まれるような鮮やかな青色となると、生花では見つけるのが大変だと思います。そんな時に選択肢として入れたいのがプリザーブドフラワーです。

プリザーブドフラワーは、生花を特殊な技術で加工し、長期間その美しさを保てるようにしたものです。この加工工程で花に色をつけることができるため、自然界には存在しないような鮮やかで深い青色や、安定した色合いの青を作り出すことが可能です。

例えば、「不可能の象徴」とまでいわれた青いバラも、プリザーブドフラワーなら、目を見張るような美しいブルーで楽しむことができます。他にもさまざまな花で、理想の青色を表現できるのが大きな魅力です。

水やりの必要がなく、長期間(環境によりますが1年以上)美しい状態を保てるため、インテリアとして長く楽しんでもらいたいギフトにも最適。生花の流通時期に左右されず、いつでも特別な青い花のギフトを贈ることができるのも嬉しいポイントです。「どうしても鮮やかな青い花を贈りたい!」という場合には、ぜひ検討してみてください。

日比谷花壇の「ディズニー『ファンタジア』85周年 プリザーブド&アーティフィシャルアレンジメント」。青いプリザーブドのバラをメインに使っています。ディズニー好きの方にぴったりのアレンジメントです。
画像をクリックすると日比谷花壇のサイトに移動します。

まとめ

神秘的な色合いと、自然界での希少性から、特別な魅力を放つ青い花。
フラワーギフトとして青い花を選ぶ際は、この記事で紹介した花言葉や贈るシーン、相手の好みなどを考えながら選んでみてください。
きっと他にはない、印象的で心に深く残る贈り物になるはずです。