2024年の母の日は5月12日(日)です。
じつは母の日というのは世界共通ではなく、国によって日にちが異なります。日本はアメリカにならい、5月の第2日曜日に祝うことになっています。
母の日の発祥についてはいくつかの説がありますが、アメリカ、ウェストバージニア州のアンナ・ジャーヴィスが、地域の人々の健康と衛生のために尽力した彼女の亡き母をしのび個人的に母の日のお祝いをしたことが、アメリカでの現在の形のもとになったといわれています。彼女は翌年その活動を組織化し、1914年には正式に国の祝日として制定されました。
母の日に贈りたいフラワーギフト
母の日になにを贈るかですが、やはり定番はカーネーションでしょう。これもアンナ・ジャーヴィスが最初の母の日に捧げた白いカーネーションがもとになっています。カーネーションはいまや母への感謝を表すものと同義でとらえられているので、お花のプレゼントを選ぶ際にも、カーネーションが含まれているものを選ぶことをオススメします。
色についてですが、一説には故人には白いカーネーション、存命の母には赤いカーネーションといわれています。ただしこれは、当時の花業界の商業的理由が原因であるという説もあります。
というわけで、色についてはどの色でもかまいません、といいたいところなのですが、白いカーネーションは亡き母に贈るものという説が、実際はどうあれ現在ではそれなりに広まってしまっています。あえて冒険する必要もないので、白以外のカーネーションを贈ったほうがいいでしょう(ほかの色のなかに白っぽいものが混じっている程度なら問題ありません)。
そしてここからは私見なのですが、故人にお供えするのが慣習となっている花だから、生きている人に贈るのは失礼、という考え方がいまいちピンときません。菊もそういうイメージがあります。
死をケガレとして忌避する人々の心情がそうさせるのでしょうか。
こういった慣習というのは、出来上がった経緯が検討されることもなく、いつのまにか守らなければいけないマナーやルールへと変化し、場合によっては人々の軋轢にもつながります。
花を贈るという行為の核となるのは感謝の気持ちを捧げることなわけですから、花に強い意味を持たせすぎずに、もう少しゆるく楽しめればいいのにな、と個人的には思っています。
母の日のプレゼントにオススメのフラワーショップ
ベーシックな生花の花束を贈るならやっぱりここ。
ブーケの下部には保水ゼリーが入っているので
当日中はラッピングのままでも大丈夫です。